似たようなダブルレバーはレバーのページで写真だけ紹介してますが、もう少し説明を加えるために別のアイテムに登場してもらいました。
レバーをこの角度にしてるとSF映画にでてくるロボット軍団のように見えますが、レバーを水平よりももう少し上に上げると、シャフトの上に出っ張ってる部分も引っ込んで、ちょうどミミズクの顔のようになるんですよ。 それが由来で、コレクターの間では「アウル」とか「ホーホースクリュー」とか呼ばれている人気アイテムなのです。
(先週が「クロウ」のコルクスクリューで、今週が「フクロウ」っていうこのつながり、わかりました?)
素材は英語で Tin Plate っていうから、ブリキの板ですね。 まさに当時盛んだったブリキのおもちゃのような構造で、ダブルレバーにしては薄くできています。 レバーの支点になるところの留め金が、ちょうど目玉のようになっているので、コルクスクリュー全体が顔のように見えるんですよね。
商品名は「マジックレバー」という名前で売られていたようで(レバーのページに出ている方にはMagic Lever というマークがあります)、特許出願もされていたようですが、特許を取得できたのかどうかは確認できていません。 1920年頃のロンドンの百貨店のカタログに掲載されていた記録があり、なかなかの人気製品であったことが伺われます。
現在でも主流のダブルレバーとは違ってハンドル部分がないので、コルクをねじ込むときにはコルクスクリュー全体をまわしていかなければなりません。 でもコルクを引き上げることに関しては、普通のダブルレバーと同様の高い機能性を発揮します。 ワームは四角い断面を持つシャフトの部分と一体になっているので、英国製としては比較的めずらしいセンターワームになっています。
量産品だですし20世紀ものですから決して高価ではありませんが、ブリキ製ですから薄汚く錆びているのものが多く、状態のいいものですと
50ポンド程度にはなるでしょう。
(1ポンド=約190円) |