Corkscrew of the Week


動物をデザインしたストレートプルです。  動物といっても魚類(なんですよね、よく知りませんけど・・・)で、スカンジナビアの海洋国ならではのデザインですね。

Corkscrew of the Week #090 ( Sep 8 2002)
デンマーク製 20世紀初


ハンドルの素材はピュ―ターで、現代でもジャンセンなど北欧の国の製品によくある素材とイメージですね。  アンティーク・コルクスクリューのコレクションの世界にも「スカンジナビアン・ピューター」とか「スカンジナビアン・シルバー」というジャンルがあって、こうしたアイテムだけを集めている人がたくさんいますし、ヨーロッパでは美しい写真をちりばめたこのジャンルの本も出版されています。 
メカニズムが単調なことと、使うときに(特別な仕掛けがあるわけではないので)力を要することから、必ずしもわたくし江口のメインジャンルではないのですが、おもしろいデザインのものだったのでコレクションに加えたものです。

本アイテムはデンマーク製で、二匹(こういう数え方でいいんでしょうね、二頭だったりして・・・)のタツノオトシゴがデザインされています。  二匹にしたほうがハンドルとしての機能性が保てるからでしょうが、まるで双子のようですね。  尻尾が絡みあって、ワームにつながってるんですが、何かにいつも尻尾を巻きつけているという習性のあるタツノオトシゴの特徴が出ています。  おなかの丸みを帯びたところに中指と薬指を掛けて、くちばし(表現の正確性を欠いていて申し訳ありません)のところに小指と人差し指を引っ掛けると、かなり力の入りやすい機能的にも優れたデザインになっています。

心配なので調べたら、タツノオトシゴというのはやはりれっきとした魚類でありまして「ヨウジウオ科」に属するオサカナなんだそうであります。   メスから卵を受け取ってオスがおなかの中で孵化させて子供を生むという世にもまれな動物でもあります。  出産というオンナにしかできないといわれている仕事をオスがやっちゃっうんですから、タツノオトシゴの世界ではオスメスのチカラ関係は人間サマとはだいぶ違うんでしょうねー。
 もっとも魚類ですから、メスが卵を放す瞬間を出産と呼ぶべきであって、オスは単に育ててるということなんでしょうか。 (だったら人間とたいして違わないか?)

英語では Sea Horse と言うんですが、日本語で「海馬」などとは呼ばないようです。 でも「海馬」といえば、脳の一部にある器官ですが、形がタツノオトシゴに似てるからそういう名前が付いたんだそうですね。  なんでも記憶装置として重要で、ここが弱ってくると新しい情報がインプットできなくなって、今聞いたばかりの名前を忘れたりして(ドキッ!)ボケたとか言われるようになるんだそうです。 
記憶力が保てるお守りとしてこの「海馬」のコルクスクリューをコレクションの大事な一品にしたいと思います。

あまり見かけないデザインですから、探してすぐには見つからないかもしれませんが、お値段は30−50ポンドくらいのものでしょう。 

(1ポンド=約190円)


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