このコルクスクリューのユニークなメカニズムの秘密はシャフト部分にあります。
シャフト部分に斜めに溝が彫ってあるのですが、これが一番上のところまで行くと反対傾斜の斜めの溝になって戻ってきているのです。
したがって、ハンドルを回すと、フレーム上部の内側にある突起がこの溝に沿って動くことでワームを上げ下げするわけです。
トマソンなど、それまでのものは、内外で逆方向のネジ山を持つ二重構造になったシャフトが、まったく同じ原理で作用していた訳ですが、それを一本のシャフトにまとめてしまった、きわめてスグレモノの工夫です。
英国では18世紀の終わりから、すなわち1795年に最初のコルクスクリューに関する特許の記録が残っていますが、ドイツではずっと遅れて1877年に最初の特許が取られています。
この Perpetual は 1895年頃に売られはじめたものですが、特許の記録はありません。
メカニズムのユニークさからするとちょっと意外な感じがします。
イギリス製品の基本原理に改良を加えて安く売るというのが当時のドイツ工業界の得意技だったようで、これもその一つかもしれません。
各パーツの仕上げも安直で、普及品という感じがしないでもありませんが、それもメカニズムで勝負のドイツ製品らしさなのでしょう。
おそらくトマソン型は構造が複雑で量産できなかったものが、Perpetualの発明によって量産が可能になったからだと思いますが、かなりの量が作られたようで、マーケットで見つけるのはさほど困難ではありませんし、値段も150ポンドから200ポンドくらいで買えるのではないでしょうか。
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