シャンペンといえばフランスの飲み物ですが、このシャンペンタップは英国製です。 前にもご説明したように19世紀のヨーロッパ(特に英国、ドイツあたりらしい)では、シャンペンが一種の向精神薬としてうつ病などに処方されていたほか、滋養強壮作用もあるとされて虚弱体質の人などに良いとされていました。 (わたくし江口も虚弱体質でうつ病の気があるので(?)、何かにつけてシャンペンを飲んでいます)
日本も不景気が長く続いて、自殺が増えてるとかうつっぽい人が増えているようですが、世の精神科のお医者さんたちにも薬よりもまずはシャンペンを処方するっていうのをお願いしたいですね。 健康保険でシャンペンなんか飲めたら最高ですけど、医療費は抑制の方向のようですから無理でしょうかね。
19世紀ヨーロッパでもパーティーなどで派手に栓を抜いて酔っ払うまで飲んでしまう時には必要ないのですが、こういう目的で薬のように毎日すこしずつ飲む人にとって必要だったのがこのシャンペンタップです。 バーなどでスピリッツのボトルを逆さにして、ワンショットずつ出てくるようにした、あんな感じでシャンペンボトルを逆さにして、このシャンペンタップを差し込んでおいて、飾り模様の付いたネジをまわすとシャンペンが少量ずつでてくるという仕掛けなのです。 ネジを元通りにしておけば炭酸も抜けにくいというわけです。
写真のアイテムには Maw and Son というメーカーの名前が刻印されているれっきとした英国製ですが、シャンペンはフランス以外では貴重品だったせいか、シャンペンタップもフランス製よりはむしろ英国製、ドイツ製のほうが多いようです。
その後、シャンペンの薬としての意味合いが薄れたのと、金属製のタップがワインの酸で溶かされて、有害物質になるという結果があいまって、シャンペンタップは姿を消してしまいました。
なくなってしまった物を集めるのがコレクターの本能で、コレクターの間では結構人気のあるアイテムなのです。
写真のものはかなり装飾性の高いものですが、標準的なデザインのもので50ポンドくらいで買えると思います。
中にはドラゴンのデザインとか、ヨーロッパにある井戸の蛇口のような凝ったデザインのものもあるので、もっと高価なものもあります。
でも、シャンペンの栓ってやはり 「ポンッ
!」って景気良く抜いて、「オメデトーゴザイマス!」っていうのが似合いますよね。
(1ポンド=約190円) |