上の写真を見ただけではただの 「栓抜き」 で、とてもコルクスクリューには見えませんね。
じつは、栓抜きのハンドルの部分に仕掛けがありまして、ハンドルのカバーの部分を横にずらすと下の写真のようにコルクスクリューの部分が出てくるのです。
え!まだコルクスクリューに見えませんか?
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普通のコルクスクリューについてるはずのワームがないので無理もありません。
コルクスクリューの分類としては、「その他」のノンワームになります(*) が、本HPで代表的なノンワームとして「その他」
のページにご紹介している二枚ブレードのものともかなり違っています。
さらに、今週のコルクスクリューの第11週でご紹介したデザインと比べても、基本的な発想は似ていますが少し違っています。
(*) むしろ栓抜きとの組み合わせを重視して
「コンビネーション」に分類するべきと言う意見があるでしょう。
ちょっと悩むところですね。 |
これは、アメリカで特許出願された イージーコルクプラー
”E-Z Cork Puller” と名づけられたデザインで、薄くて細いシャフトの4個所にコルクを引っかけて引き上げる歯が付いているものです。
発想としては、シャフトをボトルの口とコルクの間のすきま(なんてありましたっけ?)に差し込んで、シャフトを90度回転させると4枚の歯がコルクに食い込み、そのまま引き上げるとコルクが抜けると言うものです。
2枚ブレード方式が圧力による摩擦抵抗だけでコルクを引き上げようとするのに対し、ガッチリとコルクを引っかけるところは評価できそうです。
ところが現実は、このシャフトというのが薄くはできているのですがボトルネックに差し込むと言うのがまず至難のワザです。
また少し差し込めたとしても、シャフトを90度回すと言う段になると、ボトルネック部分のガラスが割れてしまうのではないかというような異様な音を発しはじめ、とてもその作業を続ける気にはなりません。
ただしこれは、最近のワインがしっかりとタイトにコルク栓がされているからで、一昔前の比較的柔らか目のコルクでゆるめに栓がされていた場合には、この道具も十分に役に立ったと言うことなのかもしれません。
だとすれば、栓抜き兼用になっていて、実に実用的な道具だということになりますし、それをねらって開発した商品だったのでしょう。
そうはいっても、この道具、おそらく不人気だっただろうと思われるのは、比較的最近のものであるにも関わらず出回っている数が少ないのです。
とっぴな発想 + 不人気 = 数が少ない = お値段が高い
という方程式はここでも健在で、こんなニッケルプレートの台所用品のようなものがコレクターには結構受けるのでありまして、数年前のロンドンのオークションで68ポンドで落札されたという記録があります。
ます。
(1ポンド=約190円) |