Corkscrew of the Week


シンプルなデザインであるはずのストレートプルの中にも、時々大変魅力的なデザインのものがあります。 今週はそんな一点をご紹介しましょう。

Corkscrew of the Week #062 ( Jan. 21 2001)
英国製 1900年頃


ハンドルの部分がさまざまにデザインされたブラストップのストレートプルは英国では極めて一般的なコルクスクリューのひとつです。 一般的と言っても実用品としてではなく、古くは家の紋章などをデザインしていたのすが、その後19世紀の終わり頃からは名所旧跡をデザインしたお土産物として一般化しました。 カンタベリー大聖堂やエジンバラ城などが多く出回っているようです。

よほど古いものでないと希少価値はないのですが、コレクターにとっては各地の「お城シリーズ」とか「教会シリーズ」 とか シェイクスピアなど「有名人シリーズ」というような集め方もできるので結構人気のアイテムです。

写真でお示ししているアイテムも一部の人にとっては特別なものなのです。 欧米のお金持ちは大概ヨットやクルーザーを持っているのですが、こういう人たちはマリーン関連のアンティークには目がありません。 キャビンの中を、古いセーリングシップの油絵やアンティークのコンパスなどで飾るのを無上の喜びとして、お金に糸目を付けないと言う人も少なくないようです。 もっとも大型のクルーザー一隻に比べたら、インテリア小物の値段なんて大したことありませんからね。

一方でこういう人たちを相手にマリーンアンティークを商っている人もいる訳であります。 我が友人のイタリア人、アルマンドおじさんはロンドンとヴェニスにアンティークのお店を持っていますが、何と言っても夏場だけ開くサルデニア島のマリーンリゾートにある店での売れ方といったらケタが違うんだそうです。 なにせ、お金に糸目を付けない人たちがドッとやってくるところで商売してるんですから・・・

わたくし江口は特にマリーンアイテムに興味がある訳ではありません。 (念のため申し上げておきますが、ヨットもクルーザーも持っておりませんし・・・) アルマンドおじさんに見せたらいくらで買うって言うだろうかと楽しみにして入手したアイテムです。

この3本ますとのセールシップのデザインは名所旧跡や紋章マークのものに比べると珍しいアイテムではありますが、 それでも40ポンド程度のものです。


(1ポンド=約130円)


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