先週、人間も動物の一種類に過ぎないとかいう遺伝子学的理屈から人間が登場したのですが、「ヒトの顔」をデザインしたものの中で、江口が気に入っているものがこのコローゾナッツのコルクスクリューです。
コローゾナッツを彫ったものとしては以前、第22週でオウムの顔のデザインのアイテムをご紹介しています。
それとストレートプルのページで、ハンドルに変わった材質を使ったものとして、今回のとは別のアイテムを掲載していますので参考にご覧ください。
フランス製で、コレクターにとって一つの分野になるくらい、いろんな表情の顔がコローゾの実に再現されております。
もっとも一つ一つが手作りですから希少性が高く、一つとしてまったく同じ物はない訳ですから、この世界にハマルとちょっと大変だろうと思います。
今週のアイテム、ちょっと見ただけでは判りにくいので拡大して見て欲しいんですが(写真をクリック)、これオバサンの顔なのであります。
まだフランスの田舎が貧しかった18世紀頃の旅篭(はたご)風ビストロかなんかで、素性のわからない旅人と近所の飲んだくれの悪そうなオジサンを相手に商売を切り盛りしている、といった感じの油断のないしたたかな感じの表情です。
どういうわけか、このナッツのシリーズはこういう傾向の表情が多く、「だまされるもんか」というような表情であったり、人間のいやな面も表に出した大変複雑な感じのものが多いところに惹かれるのかもしれません。
貧しく一般庶民の生活があまりハッピーでなかった当時の世相を反映しているという面もあるのでしょう。
うーんナカナカフランス人らしい作品であると一人で悦に入っているのであります。
実用性にはあまり関係のない、完全なコレクターアイテムなので、オークションでは常に高値(400−500ポンドくらい)で落とされます。
ディーラー連中もコレクターに高く売れるとアイテムと踏んでいるので、お店でもなかなか表に並べたりしないようで、遭遇するのは結構大変です。
(1ポンド=約200円) |