Corkscrew of the Week


犬ばかりが続きましたので別の動物に行ってみましょう。 「犬猿の仲」って言うくらいですからここでサルが出てきても皆さんおどろかないでしょうが、これ実は結構めずらしいデザインなのであります。

Corkscrew of the Week #052 ( Nov. 4 2001)
英国製 1900年頃


サルなんてそんなに珍しいデザインなの?というあなた、もしかしてすっかり日本人してませんか? 犬と同じくらいサルを身近に感じ、サルを擬人化した物語を自然に聞けるのは日本人くらい(中国人もですけど・・)じゃないでしょうか。少なくとも古くからのワイン愛好国にはそんな国ありませんね。

ワイン先進国はいろんな面で世界の先進国でもある訳ですが、先進国の中でサルが自然に生息してるのは日本だけだって知ってました−? 親しいイギリス人に言わせると先進国ではサルがみんな進化して人間になってしまったからもう残ってないんだそうです。 じゃ、日本はどうだって言うんだ、おれたちはサルに近いって言うのか?なんてキーキー言っちゃいけません。 ますます連中が確信を深めてしまいます。
確かに、日本の一部の政治家とかサラリーマン組織を見てると、「サル山のボス」とか 「進化しきっていない人たち」 の存在を否定しきれないところがあります。 ホントに日本は先進国って言えるんだろうかなんて悩んでしまいますよね。

一方で、人間って本当に一番進化した生物なんだろうか?という疑問もありますよね。 先端的な技術として 「再生医療」 なんて言葉を最近よく聞きますが、「しっぽを再生できるトカゲに比べてせいぜい傷口の皮膚くらいしか再生できない人間の方がより進化しているとどうして言えるのだろうか」 というエライ先生の言葉にはいろいろと考えさせられます。 コミュニケーション能力に関してはイルカなどのほうが優れているという話も聞きますし・・・・
でもサルだけは、比較してみて人間が安心できる動物ということで、 「サルでもわかるインターネット」 などというサルにとっては屈辱的な本のタイトルができるんでしょうね。

同じような意味で、欧米先進国にとって日本という国も安心できる対象なのかもしれませんね。 同じ道を常に少し後ろからついていってるというのでは、先進感は出ませんからねー。

話を戻しますと、ワイン先進国の皆さんは昔はサルなんてあまり見たことはない訳でありまして、コルクスクリューの世界でも動物デザインでは犬、ネコのほかはむしろキツネとか鹿などの狩猟動物が多いのです。 そう言えば、犬を何十匹も使ってキツネを追いつめて殺すなんてのも先進国とは言い難い感じがありますネ。

そういう訳で、このサルのデザイン(これって何となく日本ザルって感じがしませんか?)は決してありふれたものではないのですが、同時にサルのコルクスクリューを集めようという人も少ないせいか、お値段はそんなに高い訳でもありません。まず 40−50ポンド見当でしょう。

(1ポンド=約200円)


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