Corkscrew of the Week


今週もフレームタイプで、過去2週間と似たようなメカニズムのものです。すなわちハンドルがフライナットの機能も兼ねるという仕組みのバリエーションです。
少しずつしか違わないのを3週間続けてますが、これでも飽きてなかったら貴方もかなりマニアックなコレクターになる素質ありです。

Corkscrew of the Week #046 ( Sep. 23 2001)
英国製 19世紀後半

今週のおまけ : 同じようなものばかりでアキたという人のために!!

アキてない人はどうぞこちらへ・・・・

ワルフルーナボデガと類似のメカニズムをご紹介してきましたが、しつこくもう一つ 「チャレンジ」という商品名を付けられたものをご紹介します。
これもハンドルの中央部、シャフトと接するところに仕掛けがあるのですが、チャレンジにはここに半筒形のカバーがついているのです。 カバーの一部は真ん中に穴が開いていて、カバーした状態だとハンドルとして機能し、穴の部分を上に持ってくるとハンドルがフライナットとして機能するというものです。 大げさに言うとこのカバーはドーム球場の屋根が開くように開いていくのです。 (いくらなんでもちょっと大げさな表現でした)

このメカニズムは現代においてもリプロダクションが作られており、ドイツはゾーリンゲン地方のメーカーのリプロを日本のお店でも見かけたことがあります。 ワルフルーナやボデガと比べて特に優れているとも思いませんが、このメカニズムが生き残ったのにはそれないrの理由があるのでしょう。
ボデガなどは安価に大量に作るのには向いていないかもしれなかったのかも知れません。

メカニズムが評価されたのか、単に製造が容易であったのかは正確に分かりませんが、この 「チャレンジ」は19世紀後半に英国はもちろんドイツでも相当の数量が作られたようです。 また、特許が成立していないというのも、この頃のメカニズムとしては珍しいものです。 江口の推測では英国で作られたものが、あっという間にドイツで大量にコピーされて市場に出回ったということではないかと考えています。

したがってドイツでは20世紀に入ってからも作られているので、いつ頃のものかを特定するには、本体に彫られているマーク、ワームの形状、ワームの長さ等から判断しなければなりません。
写真のように、初期のマークがついていて、手作りっぽい長めのワームのもので19世紀のものと思われるのは100ポンドくらいしますし、20世紀中盤くらいのドイツ製だと 20ポンドくらいで買えるのではないでしょうか。 いずれにしても量産品だったのでそんなに高くはありません。
機能性は高いので、状態が良くて少し古びた手触りの良いものがあったらお買い得なアイテムです。

(1ポンド=約190円)


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