Corkscrew of the Week


動物や人物の形をしたコルクスクリューは一般に「フィギュア」と呼ばれていますが、今週はフィギュアの代表みたいなものをご紹介します。 フィギュアって言う言葉には「形」という意味もありますが「人物」っていう意味もありますよね。 その後者のほうです。

Corkscrew of the Week #042 ( Aug. 26 2001)
アメリカ製 20世紀前半

一般には「ウェイター」と呼ばれているのでウェイターなんでしょうが、結構貫禄のある表情をしていて、 むしろお屋敷にいるバトラー(執事)という感じの風貌ですよね。 高さは約20センチの木彫りの人形です。
まったく同じ顔をしたコルクスクリューがかなりの数で作られており、アンティークコルクスクリュー屋さんではよく看板のように最前列に並べられていることが多いアイテムです。 「いらっしゃいませ」っていうイメージなんでしょうかね。 コレクターの間でも結構人気者なんですが、サムとかピーターとか名前が付いてるという話は聞いたことがありません。
コレクターも看板のように飾っているケースが多いようで、わたくし江口もコレクションキャビネットの上に置いておりまして、「これ何ですか?」と誰かが聞いてくれるのを楽しみにしている次第です。 その質問が発せられたら、キャビネットご開帳となり、しばしうんちくを聞かされる羽目になるのは言うまでもありません。

どこがコルクスクリューかというと、こういう仕掛け(クリックしてください)です。
ワームの上部にベル・キャップと呼ばれる仕掛け(この仕掛けそのものは1899年にアメリカのエドウィン・ウォーカーという人が特許を取ったもの) を採用しているので多少コルクを抜きやすくする工夫はされてますが、基本的にはストレートプルですから開栓のしやすさという点では今一つです。 また、コルクを引き抜く時に肩の部分に指が引っかかるようにはなっていますが、なんせ首の部分をからつかんで引っ張る訳ですからちょっと気の毒なような気もします。

前半でまったく同じ顔といいましたが、モデルは同じなんでしょうが実は表情が微妙に違うので、購入するまでにいくつくらい(あるいは何人くらい)見比べたでしょうか、でもこの写真の人が一番善良そうでかつセンスが良さそうな顔をしているのでこれに決めました。

他のコルクスクリューに比べてかさばるので、 専門の店でも必ず置いているというわけではありませんから探すのに根気が要るかもしれません。 お値段は150ドルから200ドルくらいだと思います。

(1ドル=約120円)


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