Corkscrew of the Week


2週間続けてミニチュアのコルクスクリューをご紹介してきましたが、今週は普通の大きさに戻ります。 デザインとしてコルクスクリューに良く登場するテーマのものです。

Corkscrew of the Week #041 ( Aug. 5 2001)
英国製 19世紀後半

オサカナなんですが、これがコルクスクリューのデザインとしては良く使われるのです。 なんでも英語の表現に "Drink like a Fish" というのがあるんだそうで、サカナは水をたくさん飲むものの象徴なんだそうです。 サカナが水をふんだんに飲むようにお酒をふんだんに飲みたいという願望からなんでしょうか、サカナのデザインのコルクスクリューが数多く作られています。

ところでサカナって水の中で生活はしてるけど、そんなに水を飲むんですかね。 まあ、プランクトンを食べるのに一緒に水を口の中に吸い込んではいるんでしょうけど、いつも水飲んでておなかがダブダブなんてことはないような気もしますね。 こじつければ、えさ(プランクトンとか小魚)を食べる時に一緒にガブガブ飲むという意味では、われわれがワインを飲むのと似ているのかもしれません。

写真のものは鮭のような感じのサカナのデザインですが、鼻の曲がったところが缶に穴をあける道具になっていてしっぽは栓抜きです。 背中のコルクスクリューはもちろん折りたためるようになっています。 ふつう、サカナのデザインのものはお腹サイドにコルクスクリューがついていて、写真を取ると 「サカナのハンドルを持ったT字型のコルクスクリュー」という形になるんですが、こいつは鯨が塩吹いているようになるのが何となくこっけいでもあります。
20世紀前半のドイツ製で (このキリッとした小振りのワームはドイツ製の特徴といえます)、ワームの作りもしっかりした優れた工具ですが、いかんせんストレートプルですからコルクを抜くのにはコツと力が必要な道具です。

サカナをテーマにしたものでは、ずっしりした銀製のサカナ型ハンドルを持ったストレートプルが有名です。 19世紀の後半から作られていて、年代によって、また使われている銀の量によってお値段の巾は広いのですが、高いものは数千ポンドにもなります。 自分の釣った獲物のレプリカに作ったものとか、いずれにせよ実用というよりは釣りの愛好家たちに珍重されたもののようです。

写真の本品は銀製でもありませんし、20世紀のものでもあり、20−30ポンド程度で購入できるものです。


(1ポンド=約180円)


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