まず大きさの比較なんですが、ここをクリックしてみてください。 比較にはシェイプの似ているヘンシェルタイプを並べてみました。 これも相当にミニチュアものであることが分かりますね。
<ここから数行は先週と同じ文章です − 最近ちょっと手抜き?とのご批判覚悟してますが、先週のを読んでない人のためですからご勘弁ください>
19世紀の早い時期から、薬ビンや香水のボトルは小さなコルク栓で栓をされていることが多く、そのためのコルクスクリューはあるいはワイン用よりも早く普及していたようです。
この手のミニチュア・コルクスクリューは、確かに薬ビンや香水のボトルのコルク栓を抜くのに良く使われたのですが、写真でご紹介したようなここまで凝ったものになると、実用性というよりは装飾性を重視して作られたものだろうと思われます。
さて、今週のアイテムの凝っているところはワームです。
写真でお分かりのようにシャフトが平べったいスチールの板状になっていて、その両側から2本のワームが出ていてお互いに交差しています。
このダブルへリックス(「二重らせん」ですね)というメカニズムは、普通のワイン用のおおきさのものでも極めて珍しいもので、シャフトからの連続的な成形とか細身に作られたシャープな鋼の構造がデリケートな、工具として完成度の高い作品です。
ダブルへリックスのものはデユープレックス・コルクスクリューとも呼ばれますが、写真のように2本のワームの長さが均等なものと、1本が長くもう1本は短めというのと二種類ありますが、ワイン用のものは長さを意図的にアンバランスにしたものが多いようです。
(その方がコルク栓を開けやすいし、その後コルクを外しやすいようです)
ミニチュアになると長さをアンバランスにする効果もあまりないためか、写真のものは2本とも同じ長さです。
ワームの形状や細さは非常に良く考えて作られたという感じがするものですし、材質も硬すぎず柔らかすぎずで、見るたびに良くできていると思わせられるアイテムです。
と言う訳で、かなりのコレクターアイテムでもあり、お値段の方はちょっと差し控えさせていただきます。 |