褪色させたブラスでつくられたこのハンドルは、明らかにアーチストの手になるものですが、フランス製にはよくこうしたアートピースをハンドルにしたものがあります。
彫刻家が何かの記念にでも作ったものでしょうか。
彫刻家が皆さんこういうのを作ってくれると本当に楽しいのですが、なかなかそういうわけには行かないようです。
名のある彫刻家が作ったコルクスクリューがオークションに出たという話も残念ながらあまり聞きません。
でも、写真のようなものをコレクションに加えるのはなかなか楽しいもので、ハンドルデザインにかける情熱もメカニズムにかける情熱に負けないものがあるんだなと思わされます。
このデザイン、良く見るとお分かりの通り、コルクを抜く時に手をかけることになるハンドルの下辺の部分が微妙にカーブしていて、これが意外に手にしっくり来るのです。
ただ単にデザインピースにワームをくっつけただけではなく、コルクスクリューのハンドルとして意識して作ったものなんですよね。
ワームも、ただのらせん型(へリックスワーム)のスチールにクロムめっきしたようなワームではバランスが取れないので、メッキなしのアルキメディアンワームで古風な感じを出しているところもなかなかです。
フランス製は圧倒的にセンターワームと呼ばれるタイプのワームが多いのですが、イタリアで良く使われるアルキメディアンタイプをあえて使ったということなのでしょう。
古いものではないので(20世紀ですから)比較的手ごろな値段で買えました。(75ポンドだったかな)
このジャンルになると、何は大体いくらというような相場はありませんから、ワームの接続部ががたがたしたりしないしっかりしたものだったら、とにかく自分の気に入ったデザインもものを手に入れるのが一番ですね。
(1ポンドだいたい 175円です) |