Corkscrew of the Week



今週もコンビネーションものをご紹介します。 先週説明したように、コルクスクリューがどんなものと組み合わされているかで、その時代の状況がいろいろと推測できて面白いものです。 (本ページでは「その他」の一種としてコンビネーションを扱っています)
Corkscrew of the Week #021 (Mar. 4 2001)
英国製 19世紀 後半

左側の写真だと、コルクスクリューの右側に付いている部品が何であるかは判りにくいでしょう。 では右側の写真ではいかがですか。 ワームの部分を忘れて良く見ていると勘のいい人には分かるかもしれませんが、これ実はラムネの栓抜きなのです。

ラムネなど今の若い人には分からないかなーと思っていたのですが、最近のお祭りや地域のフェスタでもよく見掛けるようになっているそうです。 飲んだことのある人(またはバイトでラムネを売ったことのある人)はご承知でしょうが、中のガラス玉を落とすのに特別の器具が必要です。 右の写真の下の部分がまさにそれなのです。 ごていねいに吹きこぼれたラムネを脇に置いたコップの中に回収できるようにノズルまで付いているのですゾ。

炭酸の入った飲み物に栓をする方法としてガラス玉を中に入れるラムネビン方式(この栓はインナーストッパーと呼ばれています)が採用されたのは19世紀の後半です。 ビールビンなどに使われる栓(王冠と呼ばれるヤツ)は20世紀に入ってからの発明ですから、栓抜きが付いているコルクスクリューを19世紀のものだと言っても通用しません。

コルクスクリューの機能の他に何が付いているかで、年代や用途が分かると言うのがコンビネーションものの面白さです。 このコルクスクリューはワインとラムネがともに大量に費消された野外パーティーのドリンクコーナーなどで使われたんでしょうかねー。

これ、コレクターの間では結構人気アイテムなのと(コレクターなら必ず持っていたいという類のものです)、木製のラムネオープナーの部分が割れてしまったりするのが多いので意外とお高く、80−100ポンドは覚悟世ねばなりません。

(1ポンドだいたい 175円です)


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