19世紀の半ば過ぎ、大陸ヨーロッパでは可動式の「フライナット」の補助ナットを使ったメカニズムのものが大変普及しましたが、
以前にもフランスのペリーユ社製のフライナット付きのコルクスクリューをご紹介しましたね。 流行しだすといろんなことをやってみる人が出てくるもので、ハンドルもフレーム部分もそしてフライナットまで木製というものがフランスで作られました。
ワームのほかは中心部の細いシャフトだけがスチールでできていて、写真では写っていないフライナットがその上を移動する太い外ネジも木製です。
材質はオリーブの木だとかで、百年以上経ったものでも結構しっかりしていて使い勝手も悪くありません。
ネジの具合も良く使っていたものほどスムースで、ギシギシいったりしないようです。
本品が発売された時の商品名は ”The
Club”
と名づけられ、インクで本体表面に印刷されていたらしく、この印刷が残っているものは珍重されています。
その後、20世紀になってからも似たような製品が作られていて、オリジナルの古いものであることを示すからなのですがのですが、残念ながら消えて見えなくなっているものがほとんどです。
中にはプリントまで偽造とおぼしきものもあって、油断できませんが、フレームの色つややワームの形状から時代判定するしかありません。
写真の品は、ワームが19世紀後半のフランスおよびドイツで良く使われた先の尖ったセンターワームと呼ばれるもので、古いものであることは間違いなく、これだと普通100ポンドくらいの値段が付くでしょうが、もう少し安く買えるかもしれません。
(1ポンドだいたい 175円です) |