ハンドルにもなる一本のくぎとワームだけというこのシンプルなコルクスクリューの種類には、文字どおり「ぺグアンドワーム」という名前が付けられており、「サーペンタイン」というのはワームがぺグに巻き付いた姿がヘビのように見えることから付けられた別称です。
ポケットタイプのところでご紹介しきれませんでしたが、良くあるタイプの一つで、19世紀の半ばくらいから多く作られたもののようです。
ぺグを尖ったほうからワームの根元に開けられた穴に挿し込むと、ちょうど真ん中のところで固定するようになっていて、T字型になるというものです。
シンプルな構造だけに、デザインといえばぺグとワームの根元部分のカットだけですが、それでも専門家には大体の時代が判るそうで、写真の左側のは1840年頃のもの、右側は19世紀の末期と言われています。
右側のを良く見ていただくと判るかもしれませんが、ワームのねじれが左利き用になっています。
コルクスクリューとしては大変珍しいのですが、なぜかこの「ぺグアンドワーム」には時々見つかることがあります。
といっても左利きの皆さんがそんなに喜べないのは、この構造、ストレートプルとしてはきゃしゃすぎて力が入りにくく、決して実用性が高くないのが難点なのです。
よほど珍しいものでない限り、古いものでも100ポンドまでで買えますが、ぺグとワームがオリジナルの対かどうかデザインを良く見るのが肝心です。
散逸しやすいので、バラのものを適当に組み合わせて売ってるケースもあって、それだと価値は半減(多分もっと下がる)です。
新世紀初頭の新年にしてはちょっと地味な写真だという派手好きな方のために、フランス製のシャンペンボトル型をしたナイフ式のものも掲載しておきます。
皆さん、今年も楽しくやりましょう。
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