ワーム以外のデザインは典型的な19 世紀のフランス製で、ブラスの骨格にオニックスをはめ込んだハンドルは普通のストレートプルでも良くあるデザインですが、何といってもワームがないというのがユニークなところです。
この方向から見るとただの「耳掻き」のように見えますが、非常に薄くできていて、ボトルとコルク栓の間を擦り抜けて差し込みやすくできてはいます。
差し込んだ後はちょっとひねって、先の曲がった部分をコルクの最下部に引っかけて栓を抜こうという仕組みです。
ノンワーム方式では、薄いスチールのブレードでコルクを挟み込んで抜くのが一番ポピュラーで、現在でも使われているメカ二ズムですが(本HPのノンワームの項を参照してください)、それに比べると実用性の点では今一つといわざるを得ません。
柔らか目のコルクで、もともと抜きやすいコルク栓でないとかなり苦戦します。
この辺のモノになると、実用性はともかく「いろいろ試したんだなー」とう感慨と珍しさで十分楽しめます。
使いにくい割にはシャフトのデザインなども凝っていて風格のあるところがいーじゃありませんか。
珍しさに引かれてロンドンで 200ポンドも出して買ったシロモノです。
パリだったらもっと安く買えたかって?
それ、むしろ逆なんですよねー。
英国製はロンドンにコレクターが多く、フランス製はパリにコレクターが多いので、むしろ自国のものは割高というのが一般的傾向です。
ご参考まで。
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