このコルクスクリューはフランス製で、いかにもフランスにおける貴族趣味の装飾工芸品華やかなりし頃の雰囲気を感じさせる作品です。
ハンドルはシルバー製で、シャフトとワームはスチール製、
ハンドルには正面にバッカスの顔が、裏面にはブドウの房が彫り込まれていて、ハンドル全体にブドウのツルがからんだデザインになっています。
バッカスとブドウ、そしてブドウのツルというのは、こうしたワイン関係アクセサリーの模様としては御三家のようなもので、コルクスクリューの他、ワインテスター、デカンター、グラスなどにもよく登場します。
このコルクスクリューのワームは精巧なハンドカットで作られていて、
ふつうならワームの断面は円形になっていますが、これは断面が角の取れた長方形に近い形に仕上げられています。
上から見ると幅の広いワームになっている訳で、古くてもろくなったコルクでも抜く時に壊れにくいというのがそのねらいです。
それでもメカニカルなものに比べると、コルクが動き出す最初の1ミリを事故なくスタートするには若干の熟練を要する点が難点です。
デザインもののコルクスクリューの種類は数限りなくありますが、時代背景を反映して面白いもの、ただ単に気に入ったものを素性にこだわらず求めるのが一番です。
ごく最近のものを古そうに見せて売っていたりするので、古くて高価なものは信用できるルートで買うのが一番です。
ちなみに写真のものは数年前に400ポンドくらいで手に入れたものです。
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