コルクスクリューの種類


産業革命をへて、欧州各国の機械工業の水準が向上し、それに加えてテーブルマナーの変化、19世紀を中心としたヨーロッパのデコラティブアートの興隆のおかげで、欧州各国とそれを追うようにして登場したアメリカとが競っていろんなモデルのコルクスクリューを制作しました。 それらがコレクターたちにとって魅力ある獲物になっているわけです。

ところが、コルクスクリューの分類の仕方はコレクターによってまちまちで、世界共通の分類法というものは確立されていません。 細かく分類しだしたらキリがないので、見た目の感じからいくつかの種類に大まかに分けられるような、江口流の分類法をご紹介しておきます。

単に見た目の形だけではなく、メカニズムで分けてあるのにはそれなりの理由がありますが、それは本文中でご説明します。 このページにある写真のほか、サブページには代表的なモデルの写真も掲載してありますから、タイプ名のところをクリックしてみてください。

1. ストレートプル・タイプ

名前の通り、真っ直ぐ引っ張って抜くタイプのコルクスクリューです。 抜くという行為に関してはとにかく腕力にたよって抜くしかないのですが、それでもチョットした工夫で特許を取っているものもあります。 装飾的なデザインの種類が豊富で、そんなにお金をかけずに買えるものが多く、コレクションを始めるには最適です。



2. フレーム・タイプ

コルクスクリューの胴体部分が、フレームと呼ばれるワクのような仕組みになっていて、それがコルク栓を抜くのに何らかの役目を果たしているもののことです。 ハンドル部分をただネジのように回しているだけでコルクが抜けるようになっているヤツがこれです。 メカニカルな面白さでは一番で、これもまたいろんなことを考える人がいるもんだと感心させられるほど種類が豊富です。



3. レバー・タイプ

てこの原理を使って、レバーの先の方を操作することであまり腕力を使わずにコルクが抜ける仕組みのものです。 ワーム(ネジが切ってある部分のことです)をねじ込むと2本のレバーが両側に広がって、それを押し下げると抜けるやつが良くありますね。 中には、一本のレバーのものとか、レバーがアコーデオンのようになったのとかもあるんですよ。



4. ポケット・タイプ

これはコルクを抜く時のメカニズムというよりも、使用する用途による分け方なので、ストレートプルのものが折り畳みになっているものなど、これまでの3種類と重複するケースがあります。 でも、コレクターの中にはポケットタイプのものだけを集めている人もいるなど、1つの独立したジャンルとして扱うのが適切だと思います。


5. その他

コルクスクリューのタイプは、4つや5つに分類できないくらい多種多様です。 したがって、その他というのには本当にいろんな種類があります。 メカニズムの面からもデザインの面からも、独立した種類と認定しないとそれだけを集めているコレクターに申し訳ないなどと思ったら、分類などできない相談です。