ストレートプル・タイプ
1. ストレートプル・タイプ
コルク栓が乾き気味だったりするとえらく抜けにくくて、ボトルを両足にはさまなきゃいけないなど、カヨワイ女の子にはちょっときついタイプです。
ただのT字型をしているものが基本型で、その形からT−shapeという分類をする人もいるんですが、江口流分類法は形よりはまずメカニズムを重視しておりますので、ストレートプルと総称しています。
ハンドル部分(取っ手のところ)が凝った装飾になっているもの、動物の骨や角など特殊な素材を使っているもの、かわいらしいデザインのものなど、これだけでもバラエティー豊富なコレクションができるほどの種類があります。
以下に特筆するような特殊なものを除くと、19世紀のなかばくらいのものでも5千円前後から買えるので、コレクションのスタートには最適。
それでいて、ワーム(ネジの部分)やハンドルには100年以上昔の風合いがあって、なかなかいいもんですよ。
2. 世界最初のコルクスクリュー特許
イギリスは何でも古い記録が残ってるの有名な国ですが、1795年にコルクスクリューの歴史上初めての特許が認可されたという記録が残っています。
特許を取ったコルクスクリューといっても一見するとなんの変哲もないストレートプルのように見えるものですが、ハンドルから7−8センチ下で、ワームの上端くらいにボタンのようなものがくっ付いているのが特徴です。
ワームをコルクにねじ込んでいくと、このボタンがコルクに到達した瞬間に力が加わってコルクが少し回転し、コルクが抜きやすくなるというのが特許なんだそうです。
これを発明したサミュエル・へンシェルという人は結構これで儲けたんだそうですが、彼の名前をとってヘンシェル・タイプと呼ばれています。
彼自身が作って売り出したオリジナルのものには特別なマークが入っていて、これは2−30万円出さないと買えない貴重品ですが、19世紀に入ってから作られた同じモデルのものであれば(それでもほとんど200年前のシロモノ)、値段は10分の一以下で買えます。

ヘンシェル・タイプ
3. フィギュアもの
ハンドルの部分が動物や、人の形になったものをフィギュア(英語ではFigural)と呼んで、これ一つの分類にする人もいます。
これだけで十分に立派なコレクションができるくらい種類が豊富なせいもあるでしょう。
犬が一番種類が多く、ネコ、サル、ゾウ、バイクに乗った人など楽しいものがいっぱいあります。
お値段は全般にお手ごろですが、やはり珍しいものになると結構お高くなりますネ。

ネコのフィギュア
4.変わった材質のもの
ハンドルの材質は一般に木で、バレルといわれる樽のイメージの彫りが入っているものが19世紀ものの特徴で風格もあってコレクターに愛されていますが、中には変わった材質のものもあります。
ヨーロッパではワインはイノシシやシカなど、ハンティングの獲物の料理との連想も強く、こうした動物の角や牙をハンドルに使ったものが少なくありません。
実際に自分の撃った獲物の牙で職人にコルクスクリュー作らせるといったことがよくあったようです。
変わったところでは、フランスを中心に特殊な大ぶりのナッツをハンドルに使い、人物の顔など凝った彫刻を施したものなどもあるんです。
牙のハンドルと、ナッツのに彫刻をほどこしたもの