これを買いたい!
現代のコルクスクリュー江口のオススメ ――> 1位 : シャトーラギオールのソムリエナイフ
2位 : スクリュープル
3位 : ダブルレバー
4位 : コンセルチーナ
私の専門分野はコルクスクリューといってもアンティーク・コルクスクリューなので、現在普通のお店で売っているようなコルクスクリューに関してページをさくことはしていません。
でも「アンティークもいいんだけど、取りあえず自宅にいくつかのコルクスクリューを買って、ワインをあける楽しみを増やしたい」っていう人も多いでしょう。 「コルクスクリューの専門家としてどんなものを買えばいいか教えてください」 というリクエストもよくあります。
そこで、このページでは私のオススメコルクスクリューをご紹介しましょう。 でも、なんせアンティークが専門ですから、それぞれのオリジナルと思われる古いモデルのものも合わせてご紹介します。 今は新しいもので満足しても、やがてアンティークの魅力に取りつかれる人が増えることを祈りつつ、です。
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コルクスクリュー選びのチェックポイントはワーム! − ワームがコルクにスムースに入りそうな形をしてますか − ただ太い針金を丸めただけようなワームはダメ − ワームがけずってあったり、細い溝が彫ってあるのは グッド |
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それぞれのオリジナルメーカーのものが多分優れている! − ソムリエナイフならシャトーラギオール − スクリュープルタイプなら 「スクリュープル」とか・・・ 見た目が 「ステキ」、「カワイィー」は当てにならない! − 一応機械製品ですからメカをよくチェックしましょう − アメリカ製、ドイツ製、フランス製あたりが一般に良質 |
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あなたの大事なワインを開ける道具ですゾ。
お金惜しまないで いいもの買おうよ! |
1.ソムリエタイプ (シャトー・ラギオール)
まだ日本にワインがあまり普及していなかった頃には、こうしたソムリエナイフは専門家用であって、家庭用には誰でも間違いなく栓が抜ける、(悪く言えば)バカチョン・コルクスクリューを使うものというすみわけがありました。
でも現在では、ワインが好きというあなたなら、やはりこいつを使いたいですね。 まず抜きやすい、それ以上にやはり栓を抜くそのすがた、しぐさがイケテルんですよねー。
シャトー・ラギオールのソムリエナイフ ラギオールのアンティーク
という訳で、一番のオススメはフランスはシャトー・ラギオールのソムリエナイフです。 いろんなデザインと色の組み合わせ(自然の石や動物の角を材料にしている)がありますが、上の写真にはシルバーのものともう一つ、日本が世界に誇る名ソムリエ Shinya Tasaki モデルです。 配色の赤と白は日の丸からきているのでしょうか、同色のレザーケースに入っていてあなたにぴったりの素敵なワイン小物です。
同じようなデザインで他のメーカーのものも出てますが、ここはまず 「シャトー・ラギオール」にこだわりましょう。
この Laguiole 社はずいぶん古くから、ナイフ型の高級コルクスクリューを作っていて、右側の写真は19世紀後半のものです。 ご覧いただけば分かるように、動物の角を細工して両側から張り合わせていますが、当時のものはナイフが大きくて果物ナイフを用途としたものですが、現代のナイフはワインのシール切り用です。 現在のようなシールができたのは比較的最近のことなのですヨ。
2. スクリュープル
これも抜きやすさでは抜群でその点ではバカチョンと言ってもおかしくないほどです。 軽量ですっきりしたデザインも現代的ですね。 将来にわたって、コルクスクリューの名作として残っていく一品ではないかといわれています。
フレームの仕組みは古くからあるものなんですが、昔のものはややアイデア倒れで、コルク栓の長さの倍もあるようなワームが細くて抵抗少なくコルクには行っていき、かつ曲がったりせずに形状をきちんと維持するという素材面での画期的進歩があったからこそ使えるシロモノになったメカニズムです。
スクリュープル チノック氏が特許を持つ
アンティーク品
右のものはアンティークのなかでは比較的新しいのですが、1862年にアメリカのチノックという人が特許を取ったものです。 じつはこれ、メカニズムと構造が現代のスクリュープルとまったく同じなのです。 でも、このタイプが当時そんなに売れたと言う記録はありません。 理由は簡単で、うまくコルクが抜けずにコルクが割れたり、結局ちからまかせに引き抜かざるを得なくなったりするからです。
では、なぜこんにち同じメカニズムのスクリュープルが爆発的に売れているかと言うと、その間に材質の画期的な進歩があったからです。 宇宙航空技術から出た細くても形のくずれない特殊合金とワームとコルクの抵抗を画期的に少なくするテフロン加工なんてものがあったかこそ、このメカニズムが生きたんですね。
スクリュープル以外のメーカーでも同じようなものを作っています。 これを買うんだったら、「ワームの細さ」と 「テフロンコーティング」が生命ですから、この2点だけはちゃんとチェックしましょう。
3. ダブルレバー
バカチョン・コルクスクリューの代表格です。 誰でも失敗なくコルクが抜けるのと、大きな力が必要ないという点でスクリュープルに次いで優れたメカニズムです。
ここにはごくシンプルなものの写真を掲載しましたが、ワイン・ボトルを開けるくらい特に気取ることもないとか、実質本位で考える方には最適なチョイスでしょう。 バリエーションとしては、ハンドルトップの部分が顔になって全体が女性の姿になっているダブルレバー 「アンナ」などもあって、こちらは形で楽しめそうですね。
標準的なダブルレバー イタリア製のアンティーク
4. コンセルチーナ
抜きやすさでも優れていますが、何といってもハンドルトップを引き上げるとコルクがジワっと抜けてきて、最後にスポンっていう音と共に栓が抜けるところが特徴です。 ゲストにお出しするワインのうんちくを散々やったあと、 「では、抜きますよ」 ってんでスポンってやりたいエンターテイナー系のあなた向きです。
魚の形に似せた 「フィッシュ」 英国製のアンティーク
マジックハンドのように伸び縮みする構造の中間部分にワームを取り付け、先端を引っ張るとてこの原理で3分の一くらいの力でコルクが抜けるというものです。 ちなみにコンセルチーナっていう名前は小型のアコーデオンのことらしいです。
写真では形の面白い 「フィッシュ」をご紹介しましたが、アンティークものでも一番代表的な 「ジグザグ」 をはじめ、オリジナルデザインのリプロダクションが相当種類売られているようです。
5. その他
その他に、アンティークものをすっかりコピーしたリプロダクションも最近ではかなり見られるようになりました。 そういう味わいの好きな人は、それもいいと思いますが、選ぶ時に本ページ最初の方の 「チェックポイント」 を忘れずにチェックしてください。
本当はちゃんとワークするはずの優れたメカニズムのものが、ただその製品のデキが悪いという原因から、 「ああいう形したやつは使ったことあるけど全然ダメ」 とか言われるのがつらいのです。
上の4タイプ以外のものを考えている人は、江口のページのどこかに類似のアンティークがあるはずですから、探し出してそのメカニズム上の長所・欠点を理解してから購入されることをオススメします。